カルト・ミュージック・コレクション CULT MUSIC COLLECTION



Works for Orchestra / Akira Ifukube 交響作品集 / 伊福部昭

e0111398_0393095.jpg近年、伊福部昭の作品は再び注目を浴びており、数多くの作品がCDで手に入るようになってきた。たいへん喜ばしいかぎりだ。ここではfontecから発売されているアルバムの中から「交響作品集」を紹介する。このアルバムには、伊福部昭のデビュー作品である「日本狂詩曲」が収められている。

このアルバムには「日本狂詩曲」と「土俗的三連画」、そして「オーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルータ」が収められている。これらの演奏は、いずれもコンサートのライブ録音である。指揮は山田一雄、演奏は新星日本交響楽団。「日本狂詩曲」は1980年5月13日、「土俗的三連画」は1986年5月27日、「オーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルータ」は1979年9月12日の演奏である。「オーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルータ」でマリンバを演奏しているのは安倍圭子である。

とにかく熱い。すさまじい熱気にあふれる演奏である。「日本狂詩曲」の第二楽章と「オーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルータ」が終わると「うおー」という観客の聴衆の叫び声とともに、会場内にすさまじい拍手の音が響き渡る。聴衆と演奏者、指揮者が一体となって感動の瞬間を迎えた様子が迫ってくる。音楽にはこれほどまでの力があるのか、と体の震えが止まらない。感動で涙が止まらない。

fontecは現代音楽のCDを意欲的に発売しているレーベルである。このたびfontecのページをWebで調べると、残念ながら伊福部昭の交響作品集は絶版になっているようだ。ところがタワーレコードでは、この交響作品集を含んだ伊福部昭のアルバムやそのほかの日本の作曲家のアルバムが購入できるようになっている。これは「タワーレコード渋谷店10周年記念特別企画」という限定数の復刻版であるらしい。しかも特別価格1,490円ということだ。俺はfontecの伊福部昭作品をいくつか持っているが、この機会を逃さず全作品を購入することにした。このシリーズでは、とりわけこの「交響作品集」そして「釧路湿原」は絶対のおすすめだ。(20061219/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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by cultmusic | 2006-12-19 00:35 | 現代音楽
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