カルト・ミュージック・コレクション CULT MUSIC COLLECTION



カテゴリ:ハードロック( 17 )


Talisman: in the Studio & on Stage / GILLAN

e0111398_134616.jpgこのCDに限らずイアン・ギラン関連のコンピレーションアルバムには首を傾けたくなるものもある。「評価」という言葉を使うのは大袈裟だが、いったいどのような経緯でこのようなアルバムが発売されるに至ったのか、疑問に思う。しかしこのCDには、他のCDに見られないトラックがある。

2枚のCDが入っているが、1枚は「イン・ザ・スタジオ」と名付けられたスタジオアルバムからの寄せ集めである。「シャカズー」や「ホグワッシュ」など比較的ポップな1990年代の曲が続いた後、イアン・ギラン・バンドの初期の曲「クリアー・エアー・タービュランス」や「グッドハンド・ライザ」、「スキャラバス」などが続く。そしてアルバム「ネイキッド・サンダー」と「ツールボックス」の収録曲が続く。

面白いのは2枚目のCD、「オン・ステージ」で、ライブ録音が収められているものだ。特に3曲目「メッセージ・イン・ア・ボトル」と「ファイティング・マン」の2曲は、もともと日本のみで発売されたアルバム「ギラン」からの曲で、ライブ録音は珍しい。恐らく演奏メンバーも当時のもののように思える。ドラムのリーム・グノッキーはたいへんパワフルなドラミングを聴かせてくれるプレイヤーで、この録音でもすさまじいリズムが洪水のように流れてくる。残念なのは録音状態がいまひとつ良くないことと、アルバムの演奏を忠実に再現しており、バンドとしての遊びが少ないことだ。バンドが自身の曲を何度もステージで演奏すると、次第にバンドらしさがアレンジにでてきて、アルバム録音から逸脱してくるのだが、この演奏からは、まだそこまでバンドとしての成熟がみられない。通称「ジャパニーズ・アルバム」とも呼ばれるアルバム「ギラン」は大好きなだけに、もっと演奏が発掘されることを願っている。

それ以外に興味深いのは、CD2の9曲目「ブラック・ナイト」である。ディープ・パープルの有名な曲であるが、こなれた演奏で良い味を出している。また12曲目に「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が演奏される。また13曲目の「ニュー・オーリンズ」もカバー曲で、最後の14曲目「ヘルター・スケルター」はビートルズの曲である。

いろんな意味でバラエティに富んだコンピレーションアルバムである。このCDは2004年にDemon Music Groupから発売されたEU盤だ。(20070529/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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by cultmusic | 2007-05-29 01:34 | ハードロック

Anthology / GILLAN

e0111398_1332298.jpgファンならばこのようなCDを見ると、いったいどんな録音が収められているのだろう、と気になってしかたがないはずだ。2枚組で、CD1は12曲で56分23秒、CD2は12曲で51分01秒もある。合計すると2時間に近い。

収められたものは、あるものはデモトラックらしきもの、またあるものは別テイクらしきもの、そしてライブ録音、アリーナ級の会場から中規模のホールらしきものまで、カセットテープで撮ったようなクオリティの低いものから、正式なライブ録音としても通用しそうなもの、そして遊びで録音したようなもの。とにかくごった煮状態で収められている。

メンバーはベースとギターがジョン・マッコイ、ギターがバーニー・トーメ、キーボードとフルート、バッキングボーカルとしてコリン・タウンズ、ドラムとパーカッションがミック・アンダーウッド、そしてボーカルがイアン・ギランだ。アルバム「ミスター・ユニバース」、「グローリー・ロード」、「フューチャー・ショック」、そして「ダブル・トラブル」からの曲が中心だ。

もちろんオフィシャルアルバムの曲を聴くのが正しい鑑賞態度ではあるが、ファンとしてはこのようなCDも聴かずにはいられない。このCDは2003年にAngel Airから発売された、ドイツ盤だ。(20070518/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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by cultmusic | 2007-05-18 01:33 | ハードロック

The Solid Gold Collection / Ian Gillan

e0111398_482360.jpgイアン・ギラン・バンドの魅力は、レイ・フェンウィックのギターとジョン・ガスタフスンのベース、マーク・ナウシーフのドラムによる、そのジャズ・ロック的なアプローチだ。そしてコリン・タウンズのキーボードを加えて「プログレッシブ・ロック」としての評価も得ている。しかしイアン・ギランのボーカルはプログレ的ではなく、その対比が面白いという人もいる。

しかしイアン・ギランのボーカルは、ある意味で革命的であり、挑戦的だ。ボーカルを叫び声で表現するのは、例えばオノ・ヨーコが「fly」でみせたような「うぇぇえぇぇ」というものと似ているともいえる。その意味では、イアン・ギランのボーカルそのものが「プログレッシブ」であるといえよう。

このCDは、イアン・ギランのソロの足跡を概観するのにうってつけだ。1枚目のCD1曲目から4曲目はアルバム「Cherkazoo And Other Stories」から、5曲目から7曲目はセカンドアルバムの「クリアー・エアー・タービュランス」から、8曲目から14曲目はサードアルバム「スカラバス」から。2枚目のCD1曲目から5曲目までは「アクシデンタリー・オン・パワポーズ」、6曲目から11曲目まではアルバム「ネイキッド・サンダー」、12曲目から16曲目まではアルバム「ツールボックス」からの選曲である。

録音は元のオフィシャルアルバムどおりのもので、このCDを聴いても驚きはないが、このCDを使ってイアン・ギラン・バンドを手軽に聴くというのもありなのだろう。2005年にUnion Square Ltd.から発売されたものだ。(20070517/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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by cultmusic | 2007-05-17 04:08 | ハードロック

Rarities 1975 - 1977 / IAN GILLAN BAND

e0111398_332611.jpgファンにとってはお蔵入りのはずであった録音が手に入ることは嬉しいことであるが、当事者にとってはどうなのだろう、と心配してしまう。おそらくレイ・フェンウィックのインタビューから組み立てたと思われる8ページにわたる解説には、イアン・ギラン・バンドに関する裏話がいろいろと書かれている。

このCDに収められたトラックは、あるものはオフィシャルアルバムに収録された曲のデモバージョンであり、またあるものは幻の4thアルバムとして録音された未発表曲であり、またあるものはオフィシャルアルバムのトラックからボーカルを抜いた「バッキング・トラック」であり、あるいはライブ録音であったりする。いずれも「お蔵入り」の運命にあった録音だ。

オフィシャルアルバムのバッキング・トラックはもちろんのこと、デモバージョンであれ未発表曲であれ、録音状態はすこぶるいい。さらに未発表曲にはジョン・ガスタフスンがボーカルをとった曲があったり、ロジャー・グローバーがベースを弾いた曲があったりする。

レイ・フェンウィック、ジョン・ガスタフスン、マーク・ナウシーフ、コリン・タウンズ、そしてイアン・ギラン。第一期といえる黄金期のイアン・ギラン・バンドの魅力を再確認するCDだ。ライブ録音の「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は東京公演のようだ。曲の終りに「トーキョー、ユー・ハブ・ビーン・ファンタスティック!」とイアン・ギランが応えている。

このCDは2003年にAngel Air Recordsから発売された。パッケージには英盤と書いてあるが、CDにはオーストラリア盤と書かれている。(20070516/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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by cultmusic | 2007-05-16 03:03 | ハードロック

Live at the Rainbow / IAN GILLAN BAND

e0111398_12561.jpg1977年5月14日に行われたイアン・ギラン・バンドのロンドン、レインボー・シアターでのライブを収録したものである。レインボー・シアターでの収録曲は「クリアー・エアー・タービュランス」、「マネー・レンダー」、「チャイルド・イン・タイム」、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」、「ウーマン・フロム・トーキョー」の5曲で、もう一曲、6曲目の「ツイン・エクゾーステッド」は録音の詳細がわからない。CDには「ツイン・エクゾーステッドはもっと後の録音だが、レインボー・シアターでの録音と似ているので、このCDに収録することを決めた」といったことが書いてある。

イアン・ギラン・バンドはファーストアルバム「チャイルド・イン・タイム」を1976年7月に発表し、1977年4月にはセカンドアルバム「クリアー・エアー・タービュランス」を発表したところであった。ファーストアルバムからの「チャイルド・イン・タイム」はディープ・パープルのものと異なり、イアン・ギラン・バンドとしての演奏が確立したものだ。それに対してセカンドアルバムからの「クリアー・エアー・タービュランス」と「マネー・レンダー」は、アルバム発表直後ということもあり、またもともと完成された様式美を持っていることもあり、アルバムに忠実な演奏になっている。

「スモーク・オン・ザ・ウォーター」と「ウーマン・フロム・トーキョー」の2曲はディープ・パープルの曲だが、いずれもこのバンドで演奏を繰り返してきたためか、自分たちのバンドの曲に完全に消化しており、とてもヘビーな仕上がりになっている。観客の歓声からも、その演奏の素晴らしさがわかる。「ツイン・エクゾーステッド」も最高だ。

録音は悪くない。ライブ会場にマイクをそれなりにちゃんと立てて録音したもののようだ。ライブ感が十分に味わえる。全部で6曲、時間にして36分43秒の短いアルバムだが、当時のイアン・ギラン・バンドの勢いを感じられる録音だ。レイ・フェンウィック、ジョン・ガスタフソン、マーク・ナウシーフ、コリン・タウンズ、そしてイアン・ギランのこのメンバーが大好きなファンとしてはとても嬉しい。(20070515/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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by cultmusic | 2007-05-15 01:25 | ハードロック

Greatest Hits Live in Concert / Ian Gillan

e0111398_6524342.jpgはじめてこのCDを手にしたとき、実はあまり期待できないと思った。スリーブはいかにもファン向けといった安易なデザインであり、しかも紙一枚だけで詳細が全くわからない。だいたい「グレーテスト・ヒッツ」というタイトルが怪しい。ところが聴いてみると、これはたいへん良いライブ録音の記録だった。

録音の質は、オフィシャルアルバムにできるほどではないが、かなり良いできである。ミキシング卓のライン撮りではないが、ポータブルレコーダーでこっそりと録音したものではなく、おそらくちゃんとマイクを立てて撮ったものと思われる。会場のサイズはかなり大きめで、ホールの残響などが自然な感じで入っている。

「スモーク・オン・ザ・ウォーター」、「チャイルド・イン・タイム」、「ウマン・フロム・トーキョー」というディープ・パープル時代の名曲から始まり、「クリアー・エアー・タービュランス」、「フューチャー・ショック」、「マネー・レンダー」、「アンチェイン・ユア・ブレイン」、「テイク・ア・ホールド・オブ・ユアセルフ」、「ツイン・エクゾーステッド」、「ローラー」、「オン・ザ・ロックス」、「スリーピング・オン・ザ・ジョブ」、「ルーシール」、そして「パープル・スカイ」と全部で14曲、67分のライブが楽しめる。

演奏はたいへん安定したもので、まさに王者の風格を感じさせる。逆に遊びの部分が少なく、手慣れたクールな演奏という感じがする。この録音に関しては、ただ「Recorded live at the Reading Rock Festival(BBC in concert) in 1979 & 1980」とだけ書かれている。両年のレディング・フェスティバルから良いものを集めたものだろうか。しかしいくつかのトラックは、どうやらライブ録音ではないものも混じっており、やや怪しいところもある。

ジャケットのイアン・ギランはとてもかっこいい。Autarc Media GmbHのライセンス下で、EURO TRENDから発売されたものだ。(20070404/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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by cultmusic | 2007-04-04 06:53 | ハードロック

Live Yubin Chokin Hall, Hiroshima 1977 / Ian Gillan Band

e0111398_441793.jpg「Ray Fenwick Archive Recordings」というものらしい。イアン・ギラン・バンドの1977年の日本公演における、広島郵便貯金ホールでのライブ録音だ。メンバーは第一期。ギターがレイ・フェンウィック、ベースがジョン・ガスタフスン、ドラムがマーク・ナウシーフ、キーボードがコリン・タウンズ、そしてボーカルがイアン・ギランという、俺の大好きなラインナップの演奏だ。

しかし残念ながら録音は良くない。おそらくカセットレコーダーで録音したものだろう。アナログの磁気テープが伸びた、典型的な音のこもり、うねりが冒頭の「マネー・レンダー」で耳につく。ディジタル時代の人間には、もう、この磁気テープのこもる音は理解できないのかもしれない。一般にこのような音の劣化は、テープの末端でよくおこる。この録音でも冒頭の音のこもりは次第に変なうねり感となり、曲の中間部分を超えたところでようやく収まってくる。また次の「ツイン・エクゾーステッド」ではかなり改善されているが、3曲目の「チャイルド・イン・タイム」になると、テープを裏返して端に戻ったためか、またもや激しく劣化した音になる。

4曲目の「ファット・ユア・ゲーム」以降、名曲「マイ・ベイビー・ラブズ・ミー」、そして「トライング・トゥ。ゲット・トゥ・ユー」、「マーキュリー・ハイ」、「ロック・ロール・メドレー」をはさんで最後は「ウーマン・フロム・トーキョー」まで、比較的音の状態は良い。しかしあくまでもコンパクト・カセットで録音したような音だ、という範囲の状態である。その意味では、このCDはまるで海賊盤のようなのだ。そして音の状態が悪いというだけでなく、イアン・ギランのボーカルも、あまり良いとはいえない。コンディションがあまり良くなかったのだろうか。

とはいえ、このアルバムが聴くに耐えないものかといえば、そんなことはない。このライブアルバムで感じるのは、バンドが成熟し、心地よい一体感を持っていることだ。レイ・フェンウィックのギターは、ハードロックとしては異色のものだといえるが、たいへん心地よくドライブしている。マーク・ナウシーフとジョン・ガスタフスンによる曲の根底を支えるリズムもスリリングだ。

もちろんこのアルバムは、イアン・ギラン・バンドを代表するアルバムではない。あくまでも熱烈なファンのためのディスクである。16ページにわたる、来日時のリラックスしたバンドのメンバーの写真などを載せたブックレットも、嬉しい。このCDは2001年にAngel Air Recordsから発売された、オーストリア盤だ。(20070403/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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by cultmusic | 2007-04-03 04:41 | ハードロック

Live in Japan Twenty First Anniversary Collectors 3CD Set / Deep Purple

e0111398_4145483.jpg1972年の8月15日、または16日、17日。この日にディープ・パープルのコンサートを体験した者は大きなインパクトを受けたはずであり、人生が変わった者も少なからずいたに違いない。そして今ここに、当時の録音のありのままを聴くことができることも、大きな驚きと感激だ。

3日間の日本公演から選りすぐられてオフィシャルのライブアルバムに収録されたのものは、耳に焼きつくほど聴き込んだ。そしてこのCDによって採用されなかった録音も聴くことができ、このディープ・パープルという魔物の姿を、より深く理解することができたように思う。

これらのライブ録音を聴いて思うことはいろいろとあるが、まず驚いたことは、それぞれの演奏におけるアレンジが、かなり異なっているということだ。完成したバンドが繰り返し演奏してきたはずの曲を、たった3日の連続した公演で演奏する中で、これほどアレンジが異なっているとは思わなかった。もちろんソロ・プレイも違っている。手なれた演奏を同じように3回やったのではないか、と思い込んでいたが、これほど違いがあると、3回の公演をすべて見たとしても、それぞれに異なる味があって満足できたに違いない。

ファンであるための贔屓目というのがあるので、そもそも冷静な判断などできはしないが、どの演奏もそれぞれに素晴らしく、甲乙つけがたい。特に17日の東京公演で行われたハイウェイ・スターは、多少ラフなプレイではあるが、オフィシャルアルバムに収録されたものよりも迫力を感じる。観客の「うおー」という声が聞こえるところも、会場の臨場感が伝わり感動的だ。

CDには表紙を含めて24ページのブックレットが入っており、いろいろと当時のことがわかる。ステージの写真、東京公演のチケット、LPのジャケット、日本で発売されたシングルレコードの写真、ポスターなど。

このCDは俺の宝物だ。リュックひとつで無人島に行けと言われたら、必ずこれを持っていく。ジャケットにはおかしな日本語が書かれているが、1993年に発売された英盤だ。(20070402/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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by cultmusic | 2007-04-02 04:15 | ハードロック

Live in Japan / Deep Purple

e0111398_23161768.jpg今日ここで紹介するのは、泣く子もだまるディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」である。俺は今でもこのアルバムを聴くと血沸き肉踊る。自分の中でやる気が失せていると感じるとき、この「ライブ・イン・ジャパン」かキッスの「アライブ!」のどちらかを聴くことにしている。すると必ず偉大なる力が体の隅々からみなぎってくる。

学生時代には単純にこのアルバムを「かっこいい」と思っていたが、他の音楽をいろいろと聴いた今になって思うことは、やはり、このアルバムは「すごい」ということだ。まずグループの一体感がすごい。各メンバーの力量があるのはもちろんだが、それ以上にグループとしてのアンサンブル、そしてインタープレイ。ロック・バンドという演奏形の魅力がはっきりと表れたものだ。また録音がいい。各楽器の音もクリアだし、ミキシング状態も最高だ。その理由の一つは、この録音は、1972年8月15日から17日の3日間に行われた来日公演から、選りすぐられたものだからである。

そしてイアン・ギランがすごい。名曲「チャイルド・イン・タイム」や「スペース・トラッキン」を聴いてみろ。イアン・ギラン以前に、このような叫び声で歌を歌った歌手がいただろうか。これはロック・ボーカル史上における革命といっていい。

このアルバムは、もともと1972年にアナログレコードで発売された。このCDはワーナー・ミュージック・ジャパンから「フォーエバー・ヤング・シリーズ」の一枚として発売された日本盤だ。(20070315/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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by cultmusic | 2007-03-15 23:16 | ハードロック

The tapes Volume 3 / Gillan

e0111398_0463835.jpgCD1にはオフィシャルアルバムからのトラックと、ライブ録音がとりまぜて編集されている。オフィシャルアルバムからのものとしては、アルバム「グローリー・ロード」から「Running White Face City Boy」、アルバム「ダブル・トラブル」から「Sunbeam」と「I'll Rip Your Spine Out」、アルバム「マジック」から「Long Gone」、日本盤のアルバム「ミスター・ユニバース」から「Your Sisters On My List」だ。

そしてエルビス・プレスリーが歌ったことで有名なスタンダード曲「Trouble」、シングル「Long Gone」のB面曲「Fiji(no 17)」、アルバム「フューチャー・ショック」に収録されたものにイントロとライブテイクを加えた「Ballad of the Lucitania Express - The Trilogy」、ライブのオープニングSEのような「So Low」と「The Festivals of Spirit」というインストゥルメンタル曲。この2曲は、ライブの始まりのような雰囲気だ。イアン・ギランの鬼気迫る叫び声がミックスされている。

ライブ録音は「If You Believe Me」、「Born To Kill」、「Unchain Your Brain」、「No Laughing in Heaven」、シングルとして発表された「M.A.D.」という曲、そしてスタジオ・ライブ・バージョンの「Smoke on the Water」がある。この「Smoke on the water」でギターを弾いているのはバーニー・トーメだが、ラフなプレイが良い味を出している。そして何よりも、メンバー全員が演奏を楽しんでいる様子が伝わってくる。熱い演奏だ。

また一風変わったトラックとして、Split Knee Loonsというバンドの「La Donna Mobileという曲がある。これは「Excerpt From the Confidente Opera」となっていて、オペラ調の曲である。

ライブはどの演奏も、いい。ギターはバーニー・トーメのトラックとヤニック・ガーズのトラックの両方があるが、どちらもバンドとしてのまとまりがとてもいい。そしてイアン・ギランは絶好調である。特にバーニー・トーメの粘りつくギタープレイは、「If You Believe Me」のライブで存分に味わうことができる。また「Unchain Your Brain」のスピード感、そして「No Laughing in Heaven」でのイアン・ギランは思う存分叫びまくっている。

そしてもう一枚、CD2は「For Gillan Fans Only」だ。ドラマ仕立てのコミカルなイアン・ギランの声で解説を加えながら未発表曲などを聴くことができる。

このようなコンピレーションアルバムは、ある意味ファン泣かせといった面があるのだが、2枚組のCDでこれだけの未発表曲やライブが入っているならば申し分ないだろう。2000年にAngel Air Recordsから発売されたものだ。(20070314/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
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by cultmusic | 2007-03-14 00:47 | ハードロック


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