カルト・ミュージック・コレクション CULT MUSIC COLLECTION



カテゴリ:ロック・アンド・ブルース( 1 )


Malice in Wonderland / PAICE ASHTON LORD

e0111398_285127.jpgディープ・パープルのドラマーであったイアン・ペイスとキーボーディストのジョン・ロード、そしてキーボーディストでありボーカリストのトニー・アシュトンによって、このアルバムは作られた。3人の名前をとって付けられたグループ名は、日本人ならば「鈴木、佐藤、山田」といった感じか。日本人ならばとてもロックバンドのグループ名には思えず、お笑いタレントのトリオみたいだ。

ディープ・パープルは他にない新しいロックを創造するという開拓者精神に満ちたバンドであったが、ここで聴かれる音楽は、ブルースやファンクの要素をふまえたもので、どちらかといえば落ち着いて聴けるものだ。ディープ・パープルのような華麗でスリリングな音楽を想像すると期待はずれかもしれない。

ボーカルをとるトニー・アシュトンはジョン・ロードの旧友であるらしい。渋い声の、いかにもブルース的なボーカリストである。トニー・アシュトンはキーボード奏者でもあるので、ペイス・アシュトン・ロードではドラム+キーボード×2という編成になる。これに加わったギタリストはバーニー・マースデンで、後にホワイトスネイクに加入することになる。なかなか味のあるギタリストだ。またベースとして加わったのはポール・マルチネスで、オーディションで選ばれたそうだ。

イアン・ペイスのドラムはリラックスしたものだし、ジョン・ロードのハモンド・オルガンも「弾きまくる」という感じではない。あえてディープ・パープルのイメージを避けた曲作りをしている。ある意味で地味なアルバムだが、だから逆にいつまでも飽きずに楽しめるものでもある。このアルバムはもともと1977年に発表された。このCDはポリドール株式会社から1990年に発売されたもので、日本語の解説も付いており、日本語訳はないが英語の歌詞も書かれている。(20070427/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
[PR]
by cultmusic | 2007-04-27 02:09 | ロック・アンド・ブルース


ロック、ジャズ、現代音楽など、あらゆる音楽を熱くレビューする。読め!聴け!